くしゃみや鼻水が止まらない、鼻が詰まるといった症状が特徴的です。
また、目がかゆい、充血する、涙が止まらないといった目の症状も多くみられます。くしゃみは異物を外に出そうとする働きで、花粉症によるくしゃみは何回も立て続けに起こりやすいです。鼻水は異物を洗い流そうとする働きで、風邪などの際の鼻水と違い、透明でさらさらしているのも特徴です。鼻詰まりは鼻の粘膜が腫れ、鼻の通り道が狭くなった状態で、ほかの症状よりも後から起こりやすいです。鼻詰まりは自覚症状として認識されにくいですが、鼻が詰まることにより口呼吸となり、口や喉が渇いて咳が出たり、においや味がわかりにくくなったりすることもあります。さらに、息苦しくなるため、眠りが浅くなるなどの影響もあり、まれに全身の倦怠感や熱っぽさを感じたり、皮膚にかゆみが出たりすることもあります。
当院の治療
当院で受けられる花粉症の治療では、目薬、点鼻薬、内服薬などの処方を行っています。
- 目薬
- 血管拡張を起こしにくくする抗アレルギー剤、アレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン剤を主に用い、症状が強い場合にはステロイド剤の使用を検討します。
- 点鼻薬
- ステロイドの点鼻薬を主に用います。
- 内服薬
- 抗アレルギー薬や漢方薬などの処方を行っています。眠くなりにくいものなどもご用意しています。