一般内科|あだち内科クリニック|淵野辺駅徒歩9分|消化器・肝臓内科・内視鏡

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熱

人間の平熱や発熱の目安について、まず触れておきましょう。もちろん個人差はありますが、統計上の平熱は37度をやや下回るくらいです。感染症法という法律では、37.5度以上になると発熱、38度を超えると高熱と定義しています。熱は病気を発見する為の有力なサインですが、熱が出る原因は多岐に亘っています。原因の多くは細菌やウイルスによる感染症ですが、関節リウマチなどの自己免疫性疾患、更には悪性腫瘍でも発熱がみられることがあります。いずれにしても発熱が続く場合は診察を受けてください。自己判断で解熱剤を飲むのは、避けて欲しい行為です。

喉の痛み

喉は粘膜に覆われて守られているのですが、炎症を起こすと腫れて周辺の神経を刺激し、それが傷みの原因になります。炎症が生じるにはいくつかの要因があります。よくあるのは、細菌やウイルスが侵入した場合です。
因みに、細菌とは自力で栄養を取り込んで生命活動を行うものです。一方のウイルスは細菌の30万分の1ほどの大きさしかなく、自力での生命活動が行えない為、他の生物(宿主と呼ばれます)に寄生して生きています。たばこやお酒の影響も考えられます。飲酒は、アルコールの加水分解の為に水分が失われて喉が乾燥することで痛みにつながります。飴などを舐めて喉に潤いを与えたり、殺菌薬によるうがいを行ったりして対応します。抗生剤を投与されることもあります。

風邪

風邪は、鼻や喉に生じる感染症のことで、原因となるウイルスは、ライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなど200種類以上あると言われています。どのウイルスかによって障害の程度も変わってきます。典型的な症状としては、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、くしゃみ・せき、発熱が挙げられます。「風邪は万病のもと」とはよく聞く言葉ですが、細菌による二次感染にも気を付けなければなりません。気管支炎や肺炎、小さなお子さまの場合ですと、中耳炎なども心配されます。風邪には特効薬がありません。基本は自分の体の自然治癒力です。
休養、保温、栄養の3つが大切になります。日頃からうがい、手洗い、充分な睡眠、規則正しい食事を心掛けてください。

インフルエンザ

インフルエンザは風邪によく似た病気で、どちらもウイルスを病原としていますが、ウイルスの種類が違います。
インフルエンザはインフルエンザウイルス、風邪はアデノウイルスやライノウイルスなどのウイルスが関与しています。
インフルエンザは、風邪よりも症状が重くなる、という特徴があります。せき、喉の痛みだけでなく、40度近い高熱や頭痛、関節の痛み、強い倦怠感といった症状が全身に現れます。
ウイルスは毎年変化して新しい型が登場しますから、インフルエンザワクチンの予防注射は毎年受けておく必要があります。感染を完全に防げるわけではありませんが、症状の重篤化を抑えてくれます。毎年暮れごろから春先にかけて流行するので、その前に済ませておくのが良いと思います。注射の効果が出るのに半月くらいは必要です。効果は5か月くらい続きます。

倦怠感

体がだるい、疲れた、何もする気になれない、といった気分は誰しも一度や二度、経験したことがあると思います。こんな状態は倦怠感という言葉で表現されます。ただ考えられる原因は、フィジカルとメンタルに分けられます。
フィジカルの方は、風邪やインフルエンザといった感染症、貧血、心臓や肺の疾患に伴う低酸素状態、悪性腫瘍に伴う症状などが挙げられます。睡眠中に呼吸の止まる睡眠時無呼吸症候群も原因となります。或いは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるバセドウ病や、インスリンというホルモンの分泌不足による糖尿病によっても倦怠感が症状となって現れます。
一方のメンタルな原因ですが、うつ病やパニック障害などが代表的です。アルコールを始めとする薬物中毒によっても倦怠感が生じます。対処法ですが、充分な睡眠、適度な運動、体を温める入浴、アロマセラピーなどは効果が期待できると言われています。ただ倦怠感が続く場合は、早めに診断を受け、早期治療を心掛けることが大切です。

花粉症

くしゃみや鼻水が止まらない、鼻が詰まるといった症状が特徴的です。
また、目がかゆい、充血する、涙が止まらないといった目の症状も多くみられます。くしゃみは異物を外に出そうとする働きで、花粉症によるくしゃみは何回も立て続けに起こりやすいです。鼻水は異物を洗い流そうとする働きで、風邪などの際の鼻水と違い、透明でさらさらしているのも特徴です。鼻詰まりは鼻の粘膜が腫れ、鼻の通り道が狭くなった状態で、ほかの症状よりも後から起こりやすいです。鼻詰まりは自覚症状として認識されにくいですが、鼻が詰まることにより口呼吸となり、口や喉が渇いて咳が出たり、においや味がわかりにくくなったりすることもあります。さらに、息苦しくなるため、眠りが浅くなるなどの影響もあり、まれに全身の倦怠感や熱っぽさを感じたり、皮膚にかゆみが出たりすることもあります。

当院の治療

当院で受けられる花粉症の治療では、目薬、点鼻薬、内服薬などの処方を行っています。

目薬
血管拡張を起こしにくくする抗アレルギー剤、アレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン剤を主に用い、症状が強い場合にはステロイド剤の使用を検討します。
点鼻薬
ステロイドの点鼻薬を主に用います。
内服薬
抗アレルギー薬や漢方薬などの処方を行っています。眠くなりにくいものなどもご用意しています。

痛風

突然、関節が激しく痛む病気で、痛むところの皮膚は赤くなります。足の親指の付け根に多いのですが、足首や膝、肘、指などの関節に発症することもあります。尿酸の代謝異常が原因と言われています。肉や魚、野菜などに含まれる旨み成分であるプリン体が体内で分解されて尿酸が生成されます。この尿酸がうまく体外に排出されない状態を代謝異常と呼んでいます。痛風は、腎臓結石や心臓病などの合併症を引き起こすこともある病気です。プリン体は、お酒やレバー、エビ、いわし、かつお等の魚介類などに多く含まれるので、摂りすぎには、注意が必要です。