超音波検査|あだち内科クリニック|淵野辺駅徒歩9分|消化器・肝臓内科・内視鏡

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超音波検査

超音波検査|あだち内科クリニック|淵野辺駅徒歩9分|消化器・肝臓内科・内視鏡

腹部超音波検査

腹部超音波検査

腹部超音波検査では、肝臓、胆管・胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓など臓器を対象として検査を行っています。(膀胱、前立腺、婦人科疾患に関しては、条件の良い場合は観察ができますが、正確な診断は泌尿器科や婦人科専門医との連携をとる必要になることがあります。) 脂肪肝、慢性肝疾患、肝細胞がん等の肝腫瘍、胆嚢結石、総胆管結石、胆嚢腫瘍、胆管がん、膵がん等の膵腫瘍、脾腫、脾腫瘍、腎結石、腎腫瘍、水腎症、副腎腫瘍、腹水などの診断に有用です。
腹部超音波検査は、消化管ガスの存在等の検査条件により正確な診断ができない(特に膵臓)場合もありますので、必要に応じてCT・MRIなどの検査をしたほうがよいと判断される場合には、精密検査が可能な病院との連携をとり紹介させていただきます。

検査方法

  • 検査時間は、20分程度になります。(観察状況により所要時間は前後します)
  • ズボン、スカートは、下着と一緒に腰骨の位置まで下げます。
    上半身は、胸の下まで捲り上げ、腹部が観察できるように準備していただきます。
  • 腹部にゼリーを塗り、プローブをあてながら肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓・膀胱・前立腺などを観察していきます。
  • 検査中、観察しやすくするためプローブを押し当てたり、体の向きを変えさせていただきます。

検査前の準備

午前中の検査の方 朝食は食べられません。
水やお茶の制限はありません。
午後の検査の方 朝食は朝8時までにとってください。
(朝食は卵、牛乳、油を使用したものは避けてください)
昼食は食べられません。水やお茶の制限はありません。
心臓病・高血圧・その他の欠かせないお薬は、いつものように内服してください。
糖尿病の薬は飲まないでください。
その他 下腹部臓器も検査しますので、可能であれば検査前は排尿はしないでください。
女性の方はワンピースの着用は避けてください(上下分かれた服装が便利です)。

超音波エラストグラフィー

慢性肝疾患の原因として、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスによるウイルス性肝炎、アルコール、自己免疫性肝炎、非アルコール性脂肪肝などがあげられますが、原因の種類に関わらず、疾患の進行とともに繊維化といって肝臓が硬くなっていきます。以前は非アルコール性脂肪肝は進行しない疾患と考えられていましたが、近年ではその中の一部の方は、肝炎が持続し、肝臓が硬くなり、肝硬変、肝臓がんに進展することが明らかになっています。肝臓の硬さを調べることは、肝疾患の進行度、発がんのリスクを知る上で非常に重要と考えられます。
肝臓の硬さを調べるゴールドスタンダードは、肝臓に直接針を刺し組織を採取する肝生検ですが、出血や痛みのリスクを伴う侵襲的な検査です。超音波エラストグラフィーは、肝生検と異なり針を刺さなくても行えることから、患者さんの負担が少なく肝硬変へ至る度合を評価できる検査として注目されています。当院ではキャノンXario200Gという超音波機器を使用し、肝臓の硬さを数値で評価することができます。

腹部POCUS

診察室で通常の診療に引き続き、短時間で的を絞って医師が行うエコーをpoint-of-care-ultrasound (POCUS) といいます。腹痛診療では、現病歴、身体所見、血液検査にて診断を仮定し、画像検査で確定診断を行います。腹痛は緊急性を要することがあり、その場合短時間での診断を要求されます。当院では診察室に超音波検査装置を置き、診療の一環として気軽に超音波検査ができるようにしています。早期の診断治療に繋げるとともに、病院への紹介の必要性を判断します。